ヒートショックを予防するために大切なこと、それは家中どこでも暖かい家
を造ることです。
しかし、「リフォームをするには時間もお金もかかる」という方のために、
今日からすぐにできるヒートショック対策をお教えします。
前回のブログに書いたように、ヒートショックとは入浴時などの急激な温
度変化により及ぼされます。ですから、浴室や脱衣室を暖かくすることが
大切です。
入浴時の温度差を減らすためには、浴室暖房乾燥機で浴室を暖めることが
有効です。日本の浴室暖房乾燥機の普及率はわずか20%台。一方、ドイツ
やイタリアの普及率は95%を超えているそうです。
浴室暖房乾燥機のないお宅は、湯船にシャワーでお湯をためましょう。そ
んなことをしたら浴室が湯気だらけになり、お湯の温度が下がってしまう
と思われるかもしれませんが、そこがポイントです。
浴室が湯気だらけになると浴室全体が温まります。またお湯の温度が下が
るということは、熱すぎるお湯に入り、ヒートショックを起こす心配がな
くなるということです。(お湯の温度が42度を超えるとヒートショックの
リスクが高まるといわれています。)
また、脱衣室を暖めることも忘れてはいけません。脱衣室には小型ヒータ
ーなどを用意し、温度バリアフリー対策にも気を配りましょう。

上部の写真は、株式会社田中金属製作所の「Bollina Wide」というシャワ
ーヘッドです。テレビや雑誌でも取り上げられているので、知っている方
も多いと思います。
このシャワーヘッドは、水分中の空気を利用し直径50μmから0.1μmの
超微細な気泡を発生させることにより、シャワーを浴びると湯冷めしにく
く、バスタブにお湯張りをすると、この微細な気泡が皮膚に付着し身体の
熱を逃がししにくくするそうです。美容にも節水にも効果があるそうなの
で、興味のある方は一度使ってみたらいかがですか。