空気が乾燥し、寒くなって火を使うことも増えるこの頃です。
火災の発生件数も冬場が多い傾向にあります。
堺市消防局の管内では、ほぼ1日に1件火災が発生しています。
いざ火事となったとき、死亡原因の大半は逃げ遅れです。

そこで命を守ってくれる火災警報器、きちんと働いているでしょうか。
住宅用の火災警報器、設置は義務化されましたが、
点検を怠ると、作動しない場合があり、命にかかわります。
国民生活センターの調査では、
調査した12%ほどが正常に動きませんでした。
火災警報器が正常に作動しない原因
・ホコリ
・クモの巣
・電池切れ
(警告音の機能もあるが、留守で気付かない場合も)
・本体の故障
火災警報器の点検のポイント(機種の説明書もご確認を)
・3~6ヶ月に1度が目安
・方法は、警報器についているヒモを引くか、ボタンを押す。
・機種により、「ピッ」「火事です」など鳴れば正常。
・「電池切れです」などの場合は電池を交換する。
・10年をめどに、本体の交換が推奨されている。
堺市消防局のホームページに掲載された資料では、
その期間の火災警報器設置の場合の火災による死者は0でした。
また、警報器のおかげで被害を抑えられた事例も紹介されています。
堺市は多くの地域が準防火地域または防火地域に指定されていて、
新築住宅の外壁やサッシなどに一定の防火性能が必要ですが、
それだけでは万全ではありません。
まずは火災警報器の点検から。
ひとりひとりの心がけが命や住まいを守ります。
byもったいないおばさん