木造住宅を建てる構造材として、最近は、米松などの集成材や、
ホワイトウッドなどの輸入材が多く使われるようになりましたが、
国産材としては、杉と桧が昔からよく使われています。

長い歴史の中の経験から、日本の高温多湿の環境の中で、シロアリなどの害を受けにくく、耐久性があり、
建物に適していると認められてきたものです。
長期優良住宅に要求される、「構造躯体等の劣化対策」の項目でも、
桧や杉(他にも数種あり)は耐久性のある樹種とされて、
桧や12cm以上の杉の柱などは防腐、防蟻の薬剤が必要ありません。
その地域で生産され、古くから使われてきた木は、建物に使う材として、とても理にかなっているのです。
byもったいないおばさん